ミュシャの画家としての仕事は挿絵から始まりました。
1889年、パリで勉強していた頃に、生活のために雑誌の表紙や挿絵を描くようになりました。
仕方なく始めた仕事ですが、1年もしないうちにパリやプラハの出版界で注目を集めました。
ミュシャの挿絵は すぐれたデッサン力があり、全体の画面構成が見事です。
1人1人の人物が生き生きと克明に描かれていて、ドラマチックな表現で描いています。
ミュシャは 「主の祈り Le Pater」 を自身の代表作と考えていました。「主の祈り」は、ミュシャ自身が解説文を書き中世の時祷書にならったイルミネーション(装飾)のスタイルで制作しており、まさにミュシャの代表作にふさわしい作品です。
当社では、ミュシャがデザインした挿し絵や表紙が掲載されている本や雑誌などまた「主の祈り」や「白い像の伝説」他珍しいオリジナル挿画本が多数ございます。
★ミュシャ「主の祈り」フランス語版コンプリート